朝4時に散歩
道ですれ違った、幼い女の子と母親。女の子が抱っこを求めて母親が抱き上げる。抱き上げられた子供が母親の肩に顔を埋めて左右に振ると安心した顔をして片側を乗せて目を開ける。ちょうど通り過ぎて振り返った私と目があった。
お母さんにその顔を写真で撮って見せてあげたいと思った。安心して母親に身を任せている子の幸せそうな顔。
いや、見せてあげたいのはあの頃の自分になのだろう。前を見ている母親はその子の顔を見ることはできない。そうしてその瞬間を気付かずに過ぎてしまうのだ。どれくらいそうした瞬間に気がつかないまま来てしまったのかと、少しの後悔。
他人のそうした瞬間には気がつくのに、なぜか自分の時には気がつかない。いつも追われているような感覚で過ぎてしまった。
昨日のこと、明け方の3時半過ぎ目が覚めて一度トイレまで行った後、もう外が明るくなっていて、布団に戻ってから寝付けなかったので思い切って起きて外に散歩に行ってきた。
多摩川河川敷からの東と西の景色。