あれから4年半

午前10時50分、JRのホーム、青空で十分明るいのだが、蛍光灯がずらりと点灯している。
電車に乗れば、やはり蛍光灯は全てついている。いっとき走っている最中に全部消してみた時は、暗くて本も読めない時が、あった。その後考えたのが、蛍光灯を一本おきに外してそれで十分な明るさだった。
それがいつの間にかまた全部はめられて、こうして明るい昼間から全部つけるようになったようだ。
暗くて不便だったことは覚えているけど、明るい中に電気を使いまくっていることは、無駄じゃないかと気づいた訳ではなかったのだろうか?
どうせ忘れるというか、気がついてさえいなかったのか。
駅ビルのトイレについている手を乾かすのに風を送る機械もあの時は、止められていて、紙になっていたが、今は紙はなくなり、また温風乾燥がほとんどどこでも復活している。
もう電気が足りない訳でないとわかったから節電する気もないようだ。
今月の電気代の請求書がポストに入っていた。去年の使用量との比較が印字されているのだが、3年間は毎年去年より10パーセント以上減っていますという表示だったのだが、今年は去年より微増している。
なのに、新しい電気の暖房器具に心は揺れている。